平成16年8月 番外編-1
  
はるばる函館へ       

8月19日(木)〜22日(日)
家族3人(注:くま含む)、マイカーで函館に行ってきました。
その旅の記録です。

19日(木)  天気:晴れ  赤線コース

夫の仕事の都合で午後2:30出発となりました。
おりしも、台風15号が日本列島に接近しており、北海道もその影響をうけ、これから向かう方向は天気悪・・。
出発は迷いましたが、次回いつ行けるかわからないので、思い切って出かけました。
午前中に用意して、くまも洗って準備OK.

美幌(びほろ)町―津別(つべつ)町―陸別(りくべつ)町 ―足寄(あしょろ)町―士幌(しほろ)町―鹿追(しかおい) 町―清水(しみず)町―日勝(にっしょう)峠―日高(ひだか)(夕食)門別(もんべつ)町―苫小牧(とまこまい)市  
この頃から雨が降り出し、本降りに・・。
苫小牧のフェリー乗り場に行ってみると、フェリーは欠航になっており、ライダーや旅行者の人が足止めされてました。
白老(しらおい)町―登別(のぼりべつ)市―室蘭(むろらん)
午後11時近くになり寝る場所を探す。はっきり言って今回3泊とも車中泊です。
くま同伴なので宿に泊まるのは難しく、キャンプも天気悪いとテントの片づけが面倒なのでテントはもたず、寝袋を積んで行きました。
うちの車のディンゴは、運転席から後部座席まで倒すとフルフラットになり、十分足を伸ばして寝れるベットになります。
テントで寝るよりぐっすり眠れました。くまも車の中で一緒に寝ました。

車で寝るのはいいのだけれど、駐車する場所には気を使います。
ややこしい人が来ないところで、できれば静かで、近くにトイレがあれば最高です。
室蘭市で偶然、「体育館」の表示を見つけ、行ってみるといい感じの場所でしかも入り口のホール前に屋根がありその下に車を停めることができました。

台風の暴雨が車の屋根をたたく音を気にすることなく、眠ることができました。
足寄:道の駅
車の中で寝てます

20日(金)  天気:のち晴れ  水色線コース

午前7時ごろに起き出発。雨はまだ降っていました。周りを見ると、木の枝が折れていたり、自転車や看板も倒れてました。風もかなりきつかったようです。

室蘭の道の駅へ行き、顔を洗って買っておいたパンを食べて朝食をすます。
白鳥大橋が強風のため、通行止めになっており、国道にもどるには迂回しないといけません。朝の通勤時間と重なり、私たちと反対車線を走っていた車は大渋滞になっていました。
室蘭市も結構都会じゃないですか・・。

室蘭市―伊達(だて)市―虻田(あぶた)町―豊浦(とようら)町― 長万部(おしゃまんべ)町―八雲(やくも)(昼食)―森町―大沼公園―函館市
大沼、小沼に行きましたが、まだ雨は少し降っており、すぐに立ち去り函館へ。
午後2時を過ぎたところで、函館新道沿いの温泉“花の湯”に入ることにしました。
入浴料370円。タオル、シャンプー、石鹸は持参ですが、露天風呂4つあり脱衣所も休憩室も立派できれいな温泉施設でした。食堂もあります。

温泉に入り、休憩した後外にでると、青空が広がっていました。

そして五稜郭公園に行きました。上から見ると外堀が星型になっている城跡です。
くまを連れて公園内を歩いていると、数人の人に「あっ!くま〜」と言われました。
ある関西人の観光客の親子連れの子の方が「わぁ、くまやぁ〜」と言い、父親が
「ここは北海道やからな、くまをペットにするねん。」という会話をしていました。おいおい・・
室蘭市:白鳥大橋
助手席に乗ってドライブするくま 函館市:花の湯温泉 函館路面電車 五稜郭タワー
五稜郭公園
五稜郭公園を出た後、5キロ程離れた、トラピスチヌ修道院に行きました。駐車場があり、200円と書いてあったにもかかわらず、入り口も開いてるし、誰も取りに来ないなぁと思っていたら、修道院の中に入れるのが午後5時までらしい。時計を見ると5時10分で門も閉ざされていました。せっかく来たのにぃ・・と言ってもしかたがないです。
あきらめて海岸沿いの国道を走っていると、台風でうちあげられた昆布が砂浜に落ちています。おばさんがそれを拾っていて、夫も真似して数枚拾ってました。
どうするのかと思っていたら、家に持って帰って干す、とのこと。あっそう・・。

そろそろおなかもすいてきたので、函館市内の回転寿司にいって晩御飯にしました。
函館といえば、夜景をみなくては・・。車で函館山の頂上まで登れるのだけど、夏期間17:00〜22:00までは一般車両は通行止め。二輪車は終日通行止め。タクシーやバス、ロープウェーで登らないとだめらしい。ロープウェーは往復1160円。二人だと2320円もかかるではないですか・・。
観光客がたくさんいて、ロープウェー乗り場も人人人で、駐車場も順番待ち。これはあと1時間、22:00になるまで待つしかないですわということになり、車の中で寝て待ちました。
同じことを考えてる人はたくさんいて午後10時になり通行可になるといっせいに乗用車が登っていきます。並んで待ってました。
雨上がりの後だったので空気は澄んで夜景はとてもきれいに見えました。

函館山を降り、さて今日はどこで寝ようか・・。日中チェックしていた場所が数箇所あり、その1つの夕方に行った、トラピスチヌ修道院の駐車場で寝ることにしました。
市民の森と隣接しているので、静かです。しかもトイレ施設もあるし・・。

ということで、本日就寝。
函館山から見る夜景

21日(土)  天気:晴れ  緑色線コース

午前7時半頃目覚め、外を見ると駐車場と公園管理の職員らしきおじさんが数人、辺りを掃除していました。
ちょっとまずいかなあと思いながらも、起きてトイレ施設まで歩いて行き、おじさん達にはそしらぬ顔して「おはよーございまーす」と言っておきました。
お湯を沸かしてコーヒー飲んでパン食べて朝食終了。

トラピスチヌ修道院は、朝9時から開門で9時頃にはぞくぞくと観光バスが入ってきて、人だかりができていました。昨日入れなかったので、私たちも見学しに行きました。
トラピスチヌ修道院 ソフトクリームを食べる
トラピスチヌ修道院を出た後、元町付近を散歩しました。ここでも観光客はいっぱいです。
そして、再び函館山へ登りました。夜景と違って町並みがはっきり見え昼の風景もまた◎です。
赤レンガ倉庫群にちょっと寄り、函館をあとにしました。そして渡島半島を海沿いに走り続けます。
函館市―上磯(かみいそ)町―木古内(きこない)町―知内(しりうち)(昼食)―福島町―松前町
トラピスチヌ修道院が女性の修道院に対して上磯町のトラピスト修道院は、男性の修道院らしいです。こちらは観光客もほとんどいなくてひっそりしていました。

地図を見ると「青函トンネル記念館」というのがあったので、そこに行ってみようと計画していたのだけど、気づかずはるかに進んでしまっていました。
それは福島町にあり、同じ町内の何だかわからない「千代の富士記念館」の前で写真だけとっていたにもかかわらず、肝心の青函トンネルの方には行けずに過ぎてしまいました。

日本最北端の城下町、松前町に行き、松前城天守閣を見てきました。桜の木がたくさんあり北海道きっての桜の名所です。
松前町―上ノ国(かみのくに)町―江差(えさし)町―熊石(くまいし)
この道は同じような風景が続く海岸線です。天気がよかったので海もきれいで遠くまで見ることができました。
右奥は函館山
ハリストス正教会
元町近辺 函館山 赤レンガ倉庫群
トラピスト修道院(上磯町) 横綱千代の山・千代の富士記念館(福島町) ↑江差町 開陽丸
←松前城天守閣
熊石町で日本海側から離れ、八雲町―長万部町―豊浦町へ戻ってきました。
長万部温泉郷で温泉に入ろうかと何軒かみてみたけど、なんだか入る気がしなくてもう少し先に進むことにしました。
豊浦町あたりで雨が降ってきて、午後7時過ぎており、豊浦町温泉保養センターを目指しました。
国道から少し入った海沿いに発見。入浴料500円。レストランもありここでご飯を食べ温泉に入りました。宿泊もできます。
なんともきれいな温泉です。広いです。ここもおすすめ。
予定ではあと2〜3時間走るつもりでしたが、夜早く寝て朝早く起きて走ろうということになり、このセンターの駐車場で寝ることにしました。

22日(日)  天気:晴れ  黄色線コース

午前5時起床。昨晩9時過ぎに寝たのですんなり目覚めました。
豊浦道の駅で洗顔をすませ出発。今日中に帰らなくては・・。
豊浦町―洞爺(とうや)村―留寿都(るすつ)村―喜茂別(きもべつ)町―定山渓(じょうさんけい) ―札幌市
本日も快晴です。札幌を通ることになったので、1年前から札幌に住む私の従兄に会いに行くかということになり、8時過ぎるのを待って突然電話。
日曜日だったので家にいて、それから30〜40分後におじゃましました。
突然会いに行ってごめんね。
いとこ夫婦には生後6ヶ月の双子の子供がいて、その子達の顔見てきました。男の子と女の子の双子で、二人合わせて優駿ちゃん。

2時間近く話してて、お昼前に家を出ました。いとこの家のすぐ近くに、白い恋人でおなじみの石屋製菓のイシヤチョコレートファクトリーがありのぞいてきました。
屋内駐車場があるのですが、1回1000円で、1000円分買い物すると無料だそう・・。それじゃ誰でも買い物するよね。私たちも1000円超お菓子買いました。

札幌でお昼ご飯を食べて、市内を抜けるために高速に乗りました。
国道5号線の信号地獄にはいつもイライラします。
江別東ですぐ降りて、あとは下道を進みます。
札幌市―江別市―岩見沢市―砂川市―滝川市―深川市―旭川市

今建設中の、旭川紋別自動車道が一部通行できると聞いていたのでチェックしなくてはと、走ってみました。当麻町で表示があり、自動車道に進み快適快適と走っていたらすぐ愛別町で降ろされこれだけ〜?!と思っていたら上川町から白滝村まで通っていました。
快適道路です。
旭川市―当麻町―上川町―白滝(しらたき)村―丸瀬布(まるせっぷ)町―ルクシ峠― 端野(たんの)町―美幌町
豊浦町温泉保養センター
羊蹄山
従兄家族と・・ イシヤチョコレートファクトリー 道央自動車道のSA
無事我が家に帰ってこれました。
買い物したりもしてたので家に着いたのは午後7時過ぎ。
北海道はやっぱり広いです。今回の走行距離約1500キロ。


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