H16年9月 番外編
紅葉の大雪高原へ


9月26日(日)
紅葉のピークを迎えた(少し過ぎたかな?)大雪高原の沼めぐり1周コースを歩いてきました。

朝5時起床。本当は23日(祝日)か25日(土)に行こうかと思っていましたが、天気があまりよくなかったので、本日の決行となりました。1週間位前が一番の見頃だったようです。

我が家からは車で2時間半程。6時過ぎに家を出たので9時には入山かなぁと思っていました。
でも実際には10時30分入山となりました。
その間にトラブル発生!したのです。

国道39号線から高原温泉の方に向かう国道273線との分岐点に大雪湖があります。大雪ダムの写真を撮ろうと、車を停めて二人とも車を降りました。エンジンを切って。
2〜3分後に「さっ、行こう」とドアを開けようとしたら開かないのです。鍵は・・?中にささったまま!
いわゆる閉じこみをしてしまったのです!
今回は軽自動車で行ったのですが、この軽の車のリモコンがどうもおかしくて、エンジンキーをさしてるのにドアロックされてしまうことがあるのです。

わかってたら、抜いとけよ!って感じですけどあとの祭り・・。
さぁどうしよう。
私の手にはデジカメと携帯。夫は財布と携帯。所持品これのみ。
まず、JAFに連絡して・・ちがうちがう、JAFの会員はもうやめたのだった。
自動車保険で車両保険に入ったから、トラブルレスキューのサービスがあったはず。
保険会社に電話しよう。
ところが、ここまた山の中で圏外だったのです。公衆電話などあるはずもなく。

少し歩いて圏内にならないかとアンテナだしてうろうろしましたが圏外のまま・・。

ここは国道沿いだったので車は通ります。
誰かに乗せてもらうしかない・・。
通りかかった札幌ナンバーの車を無理やり?停めて、かくかくしかじかで「携帯のつながるところまで乗せてもらえませんか?」とお願いしたら快く乗せていただいて、車で数分走った所に“大雪道路情報センター”というところがあり、公衆電話がありました。
「ここでいいです!あとはなんとかします。ありがとうございました」と、お礼を言って車を降りました。

カードの使えない公衆電話で(財布もっててよかった)まず、104で保険会社の電話番号を調べよう。
が、104で聞いて、お問い合わせの番号は・・と自動音声になるとブチッと電話が切れてしまうのです。
100円入れてるのに・・、この公衆電話では使えないようなのです。
もう1回104にかけても同じことになって、3回目に自動音声じゃなくて口で言ってもらわなきゃだめだ、急いでるんです困ってるんです、と104のオペレーターの人に言ったら、上司に代わりますとかで、上司の人がでてきて、こちらの事情を話したら電話番号を教えてくれました。

やっと保険会社に電話がつながったら、トラブルレスキューの番号はまた別でかけ直して、「証券番号は?」と聞かれても、わかるかい!そんなもん!

なんとか手配してもらって「45分後にそちらに到着しますのでそこでお待ちください」とのこと。
上川町からなんたら自動車の人が来てくれて無事に鍵を開けてもらうことができました。
←閉じこみしてまで撮った大雪ダム湖

→10円と100円しか使えない公衆電話。
でもあってよかった。
そして気を取り直して、高原温泉へ。

国道273号線から大雪高原沼に向かうダートの道は紅葉期、マイカー規制がされていて、大雪レイクサイトからシャトルバスに乗らないと行けません。片道20分350円。

10時30分入山届を書いて、登山開始。そう、登山・・でした。
入山時にヒグマ情報の説明があります 一眼レフカメラを持参
土俵沼 バショウ沼 滝見沼
緑沼
入山してから最初の沼の土俵沼まで1時間超。
足元の悪い、細い山道を登っていきます。
ツアー客の集団もいて、その人たちは緑沼で折り返し帰っていきました。
私たちはここでおにぎりを食べて先を急ぎます。
こんな川の中の道もあります
湯の沼
エゾ沼 式部沼
中間地点の高原沼には午後1時までに到着しないと1周できません。1時になると係の人がゲートを閉めて下山していきます。
なんとか1時までに通過できました。
緑沼を過ぎてからの方が紅葉はきれいでした。
大学沼
高原沼
頂上付近 空(から)沼
午後2時45分下山。
おにぎり食べたときと、あと数分休憩したとき以外はずっと歩きっぱなし。石垣の急な下り坂があったり、道とは思えないような狭い山道を歩きます。
前日の雨でぬかるんだ泥道があってすべったり、へとへとになりました。日ごろ運動していない、なまりきった体にはこたえます。
寒いかと思い、上着ももってましたが着ずじまい。
軍手、登山靴(or長靴)、帽子、タオル、飲み物は必須。
あと下山したときの着替え。
熊の生息地域なので熊よけ鈴はあった方が安心。私もつけてました。熊は見なかったですけど。


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