H18年9月 番外編
奥尻島

9月16日(土)〜18日(月)
北海道離島の旅 第一弾(?)

16日(土) 天気:晴れ  

3連休プラス1日休みで奥尻島に行こう、と4日前に決まり、急遽、フェリーや宿探し、荷造りにとりかかりました。
くまも連れて行くので、前日夜にくまの洗濯。

フェリー乗り場のせたな町まで、我が家から550キロ。遠い・・。
翌日のフェリーに乗船するため、朝8時頃出発しました。

美幌(びほろ)町―津別(つべつ)町―陸別(りくべつ)町―足寄(あしょろ)町―士幌(しほろ)町―上士幌(かみしほろ)町―鹿追(しかおい)
鹿追町の道の駅でお昼ご飯休憩。

鹿追(しかおい)町―清水(しみず)町―日勝峠(にっしょうとうげ)日高(ひだか)町―平取(びらとり)町―日高自動車道―苫小牧(とまこまい)市―支笏湖(しこつこ)
家から苫小牧に行く道のりはよく通ってる気がします。日勝峠も何度越したんだろう。大型トラックも通るので、遅い車が何台も走っていると、時速20キロ走行になったりします。
道の駅しかおい
道の駅しかおい 道の駅樹海ロード日高:
ラ・フランスソフト
支笏湖
支笏湖(しこつこ)伊達(だて)市―壮瞥(そうべつ)町―洞爺湖(とうやこ)豊浦(とようら)町―長万部(おしゃまんべ)

伊達市(旧大滝村)の道の駅フォーレスト276大滝で休憩。一億円トイレがあって、自動演奏ピアノや綺麗な洗面台が置いてありました。少し休憩したあと、洞爺湖へ。日が暮れてきてなんとか暗くなる前に到着しました。
道の駅フォーレスト大滝 洞爺湖
長万部町で晩御飯を食べて、日本海側にぬける国道230号線を走ります。せたな町まで車で3〜40分という今金町にピリカキャンプ場があり、温泉に入り、今晩はここで寝ることにしました。
寄り道したせいもありますが、予定より時間がかかりました。

瀬棚から奥尻島に向かうフェリーは、4/21〜9/30が9:25発と14:50発の2便。10/1〜10/31が14:50発の1便。それ以外は運航していません。江差―奥尻島便は1日2便(冬季は1便)通年運航しています。地元で見た新聞には、減便にするとか、減便の時期を早めるとか検討している、と出ていました。

最初の予定では今日早朝に家を出発して、14:50発に乗船しようと思ってましたが、翌日の朝の便に変えました。
時間を気にして慌てて走らなくてもよかったので正解でした。

17日(日) 天気:晴れ 

朝6時半ごろ起きて、キャンプ場で洗面を済ませ、近くの公園でお湯を沸かしてコーヒーとパンの朝食。ゆっくりする間もなく、フェリー乗り場のせたな町へ。

私たちは、くまがいるので車も乗船しましたが、人だけの場合は、フェリー乗り場に車を預けて、現地でレンタカーを借りるとか、バスに乗るとかした方が安く済みます。車両運搬代が高いです。
フェリーで1時間45分。奥尻島に上陸です。
フェリー乗り場では“うにまるくん”が出迎えてくれます。船が近づくと、建物の中から歩いて出てきました。
ピリカキャンプ場 ピリカダム公園 せたな港 フェリー ニューひやま
奥尻島には11時に到着し、うにまるモニュメントのある、うにまるパークに行ってからまたフェリー乗り場近くまで戻り、食堂でお昼ご飯を食べました。

奥尻島は1周約84キロ。ゆっくり観光場所を見て周っても1日あれば十分です。
島内の60%以上がブナ林で、キツネやクマはいないそうです。

奥尻島といえば、平成5年の北海道南西沖地震で津波に襲われ、200人以上の犠牲者を出したところです。今は整備されていますが、その整備されているのが爪跡だったり、慰霊碑や慰霊塔もありました。
時空翔の慰霊碑の石のくぼみは、地震のあった7月12日には夕日が収まるように設計されているらしいです。青苗地区に望海橋というのがあって、2階建ての漁港施設ですが、津波が来たときの一時避難場所です。初めて見るのもでした。
13年前、南西沖地震のとき、私はたまたま北海道に来ていて、内陸の方にいたので被災はしませんでしたが、地震の強い揺れは感じたので印象深いです。
鍋釣岩(なべつるいわ) うにまるモニュメント みかげ石の海岸
望海橋
時空翔:南西沖地震の慰霊碑 奥尻島津波館 徳洋記念碑
奥尻港から青苗地区まで17キロ。すぐです。青苗地区から島の西側を北へ走ります。
日本海岸線独特の荒波に削られた岩山が目立ちます。名前の付けられた岩が点々としています。
幌内地区から山側に入り、稲穂岬まで走ります。ブナの原生林や牧場がありました。
北追岬公園
稲穂岬の食堂でアワビの地獄焼きを食べました。1個630円。他に、ホヤ、ツブ貝もありました。生のアワビをその場で焼いてくれるのですが、アワビはもがき苦しんでました・・。まさに地獄焼き。
稲穂岬の食堂 土俵がありました
宿に向かい4時頃到着。
近くの海岸を散歩して、夜には豪華海鮮料理をおなかいっぱい食べました。
これは、ウニ鍋。
今日はくまは一人車の中でおやすみです。

18日(月) 天気: 

このころ、台風13号が日本列島を縦断していて、九州地方に多大な被害をもたらし、北上しているとのこと。北海道まではまだまだ、と思っていたけれど、奥尻発のフェリーが欠航になるかもしれないと昨晩話がでていました。
予約は12:40発のフェリーで入れていましたが、7:20発の便に変更することにしました。朝、雨も降り出してきて、波も高くなってきていました。
昨日、奥尻の観光地はだいたい行ったし、午前中はのんびりと釣りして(釣り道具も持参していたので)お土産物屋でも見るつもりだったので、まぁよしと。
朝の便は運航決定していて、昼の便は天候調査中。今日乗れないと、明日は間違いなく全便欠航だろうし、悪天候の奥尻島に丸2日滞在しないといけなくなります。
宿も朝6:10には朝食を用意してくれて、しっかり食べました。宿の人のお見送りの下、フェリー乗り場に向かいました。

無事出航しましたが、けっこう揺れました。船酔いするかも・・と思い、ずっと横になってました。本道に近づくにつれ、揺れは小さくなりました。
せたな町には8:55到着。こちらも雨が降っています。
宿前にて 日本海側の番屋
せたな町―島牧(しままき)村―寿都(すっつ)町―岩内(いわない)町―共和(きょうわ)町―仁木(にき)町―余市(よいち)町―小樽(おたる)
所々の道の駅で休憩しながら余市でお昼ご飯を食べ、小樽も通り過ぎました。せっかくなので久々に小樽観光でも・・と思ったのですが、雨も降っているので通過しただけ。

小樽市―石狩(いしかり)市―当別(とうべつ)町―新篠津(しんしのつ)村―岩見沢(いわみざわ)市―三笠(みかさ)市―桂沢湖―芦別(あしべつ)
三笠市の桂沢湖に寄って芦別市に抜け、芦別の道の駅で晩御飯をたべました。レストランと併設していて、ご当地メニューのガタタンラーメンとガタタンチャーハンを食べました。あんかけ中華そばみたいでおいしかったです。
桂沢湖 ガタタンラーメン
雨は降ったりやんだり。ラジオで天気予報を聞いても明日も雨とのこと。明日雨でなければこの辺りで1泊してどこかに寄りながら家に帰りたいところです。
芦別からでも家まで4〜5時間はかかりますが、このまま走って帰ることにしました。

芦別市―旭川市―上川(かみかわ)町―石北峠(せきほくとうげ)―北見市―美幌町
家には午後11時過ぎ到着。
今回の走行距離1240キロ。うちの車もとうとう10万キロ間近。

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