H20年7月 番外編
網走・宗谷管内

7月19日(土)〜21日(月)
オホーツク海の旅

19日(土) 天気:小雨

7月3連休、今年はオホーツク海を北上することにしました。1泊目の宿を猿払村で予約して後はどこに行くかも未定。
美幌(びほろ)町―北見(きたみ)市―佐呂間(さろま)町―湧別(ゆうべつ)町―紋別(もんべつ)市―興部(おこっぺ)
朝7時半頃出発し、小雨の降る中進みます。
興部の喫茶食堂『麦』で早めのお昼ご飯を食べました。

今回の走った道
この日、「インターナショナルオホーツクサイクリングフェスタ2008」が開催されていて、大勢のサイクリストとすれ違いました。
雄武町から斜里町までのオホーツク海沿岸212キロを2日間かけて走るサイクリング大会です。今年は900名ほどの参加だそうです。伴走車、救護車、修理車なども数台走っていて長い長い列を作っていました。
興部町の道の駅には、客車を利用した『語らいの舎』と『出会いの宿』があり無料で利用できます。寝袋などあればここで寝られます。近くに何やらお城のような建物があったので行ってみたら興部町の農業科学研究センターでした。
ルゴーサ・エクスプレス 農業科学研究センター
興部(おこっぺ)町―雄武(おうむ)町―枝幸(えさし)町―浜頓別(はまとんべつ)町―中頓別(なかとんべつ)
興部を出た後、雄武町の日の出岬へ。日の出の景勝ポイントで、温泉ホテルやキャンプ場があります。
今回は午後12時ごろ到着で日の出とはほど遠く、曇り空の下にオホーツク海が広がるのみの景色でした。冬、流氷が来ている時期にホテルの温泉に入りながら見る景色もよいそうです。真冬にここまで来るのも大変かな。
オホーツク海をさらに北上し、浜頓別町から海沿いを離れて中頓別町に行きました。
家を出てからずっと、曇ったり雨が降ったりでしたが、中頓別に入るころには雲がきれてきました。
日の出岬 枝幸町にて 車の中から鹿を見つめるくま
浜頓別のウソタンナイ砂金採掘公園。
砂金掘り伝統道具である『ゆり板』と『カッチャ』を使って砂金掘りが本格的に体験出来る場所です。
川堀りは1日500円です。道具は借りれて、指導もしてくれるようです。
私たちはチラッと見ただけ。なんとなく川も金色をおびているような・・。
中頓別鍾乳洞。

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元中頓別駅だった建物。
現在はバスターミナル
中頓別(なかとんべつ)町―浜頓別(はまとんべつ)町―猿払(さるふつ)
海側に戻るとまた小雨が降っていました。民宿には5時過ぎに到着。
まずお風呂に入って夕食をおいしくいただきました。部屋も綺麗で洗面所も綺麗でトイレもウォシュレットつきで、一人1泊2食5,775円では十分満足です。
この日の夜、さるふつ観光祭りの一環で、花火大会があり見に行きましたが、雨と風向きで音だけ聞こえて花火はほとんど見えませんでした。
宿に戻って就寝。                   →本日の夕食

20日(日) 天気:くもり 

朝起きるとまだ霧雨のような雨が降っています。長袖に上着を着ないと寒いくらいの気候。
朝食後少しゆっくりして9時過ぎに宿を出ました。
道の駅併設のさるふつ公園で『さるふつ観光祭り』が催されていて行ってきました。
凧揚げや歌謡ショーなどがあります。地元海産物の販売には大勢の人が並んでいました。猿払村は漁業と酪農の町。
つぶ貝焼きと牛乳プリンを食べました。
朝食 民宿 はました さるふつ観光まつり
さるふつ公園は浜鬼志別地区にありますが、せっかくなので海沿いを離れた鬼志別地区にも行ってみました。立派なバスターミナルがあります。小さな集落です。信金や小さなパチンコ店はありました。
集落を離れると牧草地が広がる風景です。農作物は見当たりません。美幌とはまた違う景色。
さるふつ公園風雪の塔 鬼志別バスターミナル
ここから宗谷岬までは30kmほどなので、4年前にも行きましたがまた行くか、ということで行きました。猿払(さるふつ)村―稚内(わっかない)
宗谷岬では晴れ間も出ていましたが風がきつい。
地碑から国道を挟んで反対側の高台にも上ってみました。
宗谷岬から稚内市街地には行かず途中から道道を南下しました。
稚内(わっかない)市−豊富(とよとみ)町−幌延(ほろのべ)町−中頓別(なかとんべつ)
ガソリンが心配になってきたので中頓別の町まで行き、日曜なので開いているか不安でしたが1件開いているところがあって給油しました。
稚内:大沼バードパーク 豊富町付近 幌延:北緯45度通過点 幌延〜中頓別
中頓別町・敏音知岳麓の道の駅で休憩し、ソフトクリームを賞味。この時点で午後4時ごろ。本日は車中泊の予定ですがまだどこに停めるか未定。
で、地図を見ながら相談して、まず道の駅の向かいのピンネシリ温泉に入って、歌登町で晩御飯を食べ、近くで寝ましょう、となりました。
ピンネシリ温泉入浴料370円。
中頓別(なかとんべつ)町−枝幸(えさし)町(歌登(うたのぼり)
歌登は平成18年3月に合併して枝幸町になりました。旧歌登町は人口2000人ちょっとの小さな町です。
中心部をくるっと1周してご飯を食べられそうな店を探しました。あと寝れそうな場所も。大きな公園がありトイレもあり車中泊ができそうな場所は見つかりました。
食事は・・。居酒屋と書いてある店があったので入ってみたら、メニュー表もなく食事もラーメン位しかないとのこと。「お向かいのすし屋」を教えてもらって店を出ました。
敏音知岳(ぴんねしりだけ) 道の駅 ピンネシリ
歌登
最初に入った居酒屋? 本日の夕食↑+ザンギ+生ビール
店ではカウンターに座り、店主と話したり居合わせたお客さんと話したりしましたが、店主のお父さんで歌登に住んで40年近くという方と話し、美幸線(美深−枝幸間)建設で歌登の栄えた時代から現在までの経緯を話してくれ、とても興味深かったです。
『昔は活気があった』、北海道の小さな町や、市でもいえるのだろうけど、都会に人が集まって地方は衰退していく一方なのかなぁ。再び栄えることはないのでしょうかね・・。
歌登は人口の割には、立派な公共施設が多いなと感じました。
2時間近く店にいて、その後歩いて車のところまで戻り、寝床の準備をしてくまとともに就寝。今日も早寝。

21日(月) 天気:晴れ

車を停めた場所は静かな所だったし、暑くもなく寒くもなくグッスリ眠れました。夫いわく、今までの車中泊の中で一番よく眠れた、そうです。枕もよかったのかも。
夕べは9時に寝たので朝4時すぎには目が覚めて起きました。
元テニスコートだった所がドッグランとして使用されていて、くまを走らせました。早朝なので貸切。東屋とテーブルがあったので、昨夜コンビニで買ったパンと焼きそばを食べ朝食終了。
歌登健康回復村というのが町から8km程のところにあって、ここでの宿泊も考えたのでどんなところか見に行きました。温泉ホテルを中心としたレジャー公園でキャンプ場や林間歩道、ラベンダーの丘などがありました。ただラベンダーはほとんど咲いていませんでした。
車の中 ドッグラン
枝幸(えさし)町(歌登(うたのぼり))―美深(びふか)
美深のトロッコ王国に寄りましたが開園前で誰もいませんでした。旧美幸線の一部5kmをエンジン付のトロッコで往復できる施設だそうです。
その後、びふか松山湿原へ。標高797メートルの台地に広がる日本最北の高層湿原です。
「登山道入り口 L=900m」との看板があったので、まぁ余裕かなと思っていたら入り口には登山用の杖が置いてあって嫌な予感。
トロッコ王国
昨日宗谷岬の高台の階段で軽いギックリ腰になった夫が、昔来たことのある知っているこの道を登ろうというのだから大したことはないのかと思っていたら、頂上はまだかまだかと思うくらいキツイ山道でした。私とくまはゆっくりしか歩けない夫を残してずいぶん先に頂上に到着。
頂上からは木道が設けられています。両端に高山植物や湿原植物を見ることができます。
1周して午前9時過ぎには下山。
それなりの登山の格好をして、これから登ろうとする人たちが何組かいました。
美深(びふか)町―下川(しもかわ)町―士別(しべつ)市(朝日(あさひ)町)
下川町に入ると『万里長城→』とあったので行ってみました。長さ2000メートル高さ3メートルの長城で、パークゴルフ場、野球場などがある桜ヶ丘公園の外周を囲んでいます。
朝日町のジャンプ台を見に行きました。ちょうど子供たちが練習していてジャンプを見ることができました。
ジャンプ台を真近で見ると、かなり急斜面なので上に上るだけで足がすくみそう。
それを滑り降りるなんてすごい勇気だと思います。
岩尾内ダムと岩尾内湖へ。
最北の長流「天塩川」を堰きとめたダム湖。岩尾内湖にはキャンプ場もあります。

今日は昨日までと違ってとても暑くなりました。
士別(しべつ)市(朝日(あさひ)町)―愛別(あいべつ)町―上川(かみかわ)
朝日町でお昼ご飯を食べ損なったので上川の北の森ガーデンでそばを食べました。ここのそばは何度か食べてます。
上川(かみかわ)町―石北峠(せきほくとうげ)北見(きたみ)
北見市の道の駅おんねゆ温泉で午後3時ちょうど。
からくりハト時計を見ながら休憩。4月中旬から11月上旬の8時から18時の毎正時に作動します。
  
北見市−美幌町
美幌で給油して、買い物して家には4時半頃無事到着。
北海道内、こちらに住む前から考えるとあちこち行ったような気がしますが、まだまだ行っていない所はたくさんあるもんだなぁと思いました。
今回の走行距離約900km。

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