H20年9月 番外編
日高管内・富良野

9月13日(土)〜15日(月)

13日(土) 天気:晴れ

9月3連休、日高方面に行こうと決め、新ひだか町(旧静内町)のビジネスホテルへ予約の電話をした翌日の11日、日高地方で震度5弱の地震がありました。
大丈夫なのだろうかと思いましたが、テレビのニュースを見る限り、大きな被害はなさそうで予定通り出発することにしました。
いつもどおり前日にくまを洗い準備。
9月に入り、暑い日が続いていて本来なら長袖の季節ですが、半袖や長袖や上着やらと、荷物も多め。

今回の走った道
美幌(びほろ)町―津別(つべつ)町―釧路(くしろ)市―白糠(しらぬか)町―釧路(くしろ)市―浦幌(うらほろ)
途中運転を交代しながら、我が家から釧路方面に南下し、太平洋側に出て、白糠町から太平洋沿いを走りました。旧音別町(現釧路市)の馬主来自然公園と音別駅に立ち寄りました。
浦幌町に入り、浦幌健康公園の表示があり、寄って見ました。ロープでできたジャングルジムのような遊具があり、少々遊んできました。
道の駅 阿寒丹頂の里 馬主来自然公園(旧音別町) 音別駅
お昼になり、そろそろおなかもすいてきて飲食店を探しましたが、いまいち人気がなさそうだったので、結局スーパーでお弁当を買い、うらほろ森林公園で食べることにしました。
が、そこもいつのまにか通り過ぎていたので、そのまま走り、十勝太展望台遺跡の駐車場で食べました。
道内各地にチャシ跡はありますが、ここもその一つです。チャシとはアイヌの砦や見張り台、祭場などに利用された場所のことだそうです。
浦幌健康公園
十勝太展望台遺跡 十勝河口橋
浦幌(うらほろ)町―豊頃(とよころ)町―大樹(たいき)町―広尾(ひろお)町―天馬街道(てんまかいどう)浦河(うらかわ)
豊頃町にある海沿いの長節湖に行ってみると、海岸では鮭釣り(の場所取り?)の竿が並んでいました。一人で何本も竿を立てています。夕方から早朝に釣れるのかな。
観光客としては、ここまで来たら、えりも岬に行きたいと思うところですが、以前に行ったので通ったことのない天馬街道を走ることにしました。浦河に行くには最短距離。日高地方はサラブレットの産地なので、浦河に入ると牧場だらけです。
長節湖
JRA育成牧場 これ以上は立ち入り禁止 優駿さくらロード 今は青々としています
浦河町―新ひだか町
新ひだか町静内のビジネスホテルにチェックインし、歩いて海岸まで夕日を見に行きましたが、夕日は水平線に沈んだ後でした。
空はオレンジ色に染まっていました。
道の駅 みついし 静内の国道沿いの街灯
夕食は居酒屋で、と思っていたので店を探して飲食店街を歩きました。
食事前にスーパーで明日の朝食と飲み物を調達しました。このスーパーは3年前にも買い物したなぁと思い出しながら。
その後、とあるお店に入りビールを飲んで食事も終了。
店を出た後、食後のデザートにプリン、とコンビニを探して知らない夜の町を二人で歩き回りました。ありそうな所になく、JR静内駅にあるMAPを見て、ようやくコンビニにたどり着きました。
けっこう歩いたので酔いもさめてます。ホテルに戻りお風呂に入って就寝。プリンは翌朝食べました・・。

14日(日) 天気:晴れ

朝起きると今日もいい天気。暑くなりそう。
ホテルで昨日買ったパンを食べて出発。静内の真歌公園に行きました。アイヌ民族資料館とシャクシャイン資料館があります。
資料館には開館直後の9時過ぎに行きました。静内地方のアイヌの人々が日常生活に用いた民具などを保存・展示しています。係員のおじさんも気軽に話しかけ説明してくれました。アイヌは文字をもたない民族だったので歴史は不明な点も多いとか。道内にはアイヌの人は自己申告で現在2万人ほどだそうです。「純血のアイヌ人はまだいらっしゃるんですか?」の質問に「う〜ん、逆に純血の和人はいるのかということになりますかね」と。そうだなぁ・・と思いました。
アイヌ民族資料館
シャクシャイン像 チャシから見た静内の町
シャクシャイン:全道のアイヌを率い、和人と戦ったアイヌ民族の英雄。和人を受け入れ友好的に交易をしていたアイヌ人に対し、松前藩の圧力は増し、交易時の不平等に怒りを募らせたアイヌの長シャクシャインは、1669年全道のアイヌに呼びかけ蝦夷の戦いを起こします。一時は道南地方まで攻め寄ったものの、松前藩の鉄砲隊に徐々に後退。最期は和議の申し出という口実のもとに謀殺され、砦も焼き払われたと伝えられています。ここは最後の砦とした場所です。
シャクシャインの話はここに来て、初めて知りました。
新ひだか町―新冠(にいかっぷ)町―日高(ひだか)町(旧門別(もんべつ)町)―平取(びらとり)
海岸では昆布漁をしています。日高昆布?
門別から海岸線を離れます。平取町は源義経ゆかりの地らしく、義経神社や資料館などがあります。
ハイセイコー銅像:新冠の道の駅 サラブレッド銀座駐車公園
義経峠:日高町と平取町の境
平取(びらとり)町―日高(ひだか)町―占冠(しむかっぷ)村―南富良野(みなみふらの)
日高町のコンビニでお昼ごはんを済ませ、道の駅でお気に入りのラ・フランスソフトを食べました。
道の駅 樹海ロード日高 道の駅 自然体験しむかっぷ JR占冠駅
南富良野町のかなやま湖へ。キャンプ場があります。目の前に温泉施設もあり家族連れでにぎわっていました。
南富良野からが分かれ道で、狩勝峠を越えて帯広方面に行くか、北上して富良野方面に行くか。
昨日出発前、美馬牛の四季彩の丘がテレビ中継されていて、花が綺麗に咲いていたので、「そこに行きたい」との私の意見で富良野方面に行くことになりました。
南富良野(みなみふらの)町―富良野(ふらの)
富良野に着いて『丘の写真館』は16:30までで間にあわず、『チーズ工房』は17:00閉館の10分前に到着してさっと見てきました。
富良野駅へ。
再開発なのか、駅前や駅周辺が前に来たときと変わっていました。
平成10年と、平成15年に行ったことのあるジャンボ寿司の『福寿司』へまたもや食べに行きました。
お店は新しく建て直されて立派になっていました。

富良野(ふらの)市―中富良野(なかふらの)町―上富良野(かみふらの)
ご飯を食べたあとは、お風呂と寝る場所を探さなければいけません。今日はくまと車中泊。
お風呂は上富良野のフラヌイ温泉に入ることにし、入浴後すぐ近くの日の出公園の駐車場を見に行きました。
広い駐車場で静かだし、眠れそう。先客も1台停まっていました。
ここで寝ることにし、車内の準備をし、午後10:00前に就寝。

15日(月) 天気:晴れ

昨晩は温泉に入った後だったからか暖かいくらいでしたが、さすがに明け方は車の中でも寒い。夏とは朝晩の気温が違います。
くまは車中泊では私の足元でおとなしく寝ていますが、時折私たちの間に入ってきてじゃれてきます。怒られてまた足元へ。
朝6時ごろ起きてくまの散歩と洗面を済ませ出発。
コンビニで朝ご飯の買い物をして、十勝岳の吹上温泉へ。『北の国から』のロケ地で有名になった無料露天風呂です。早朝でしたが入浴者も数人。混浴なので、水着か大きなタオルがないとはいれないかなぁ。夫は昔入ったらしく今回は未入浴。
車の中 日の出公園 吹上温泉
十勝岳の望岳台へ。
登山口でここから十勝岳、富良野岳や美瑛岳に登れるようです。
今日は景色は綺麗だろうなと思いましたが、お気軽登山コースではなさそう。事前の準備が必要ですね。
体力作りも・・。
上富良野(かみふらの)町―美瑛(びえい)
美瑛町美馬牛の四季彩の丘へ。
この時季花は終わったかと思っていましたが、色とりどりに綺麗に咲いていました。
入場は無料ですが、維持管理費用として一人200円程度の募金をお願いしているようです。
美瑛(びえい)町―東川(ひがしかわ)町―当麻(とうま)
美馬牛を後にし、旭川市街を通らず、東川、当麻をぬける道を走りました。
地図を見ると当麻鍾乳洞と書いてあったので行ってみました。
目の前まで行きましたが、くまは入れないので炎天下の車の中置いておくこともできず、公園で休憩だけしてここを後にしました。
上川にぬける道を走ろうとし、途中林道で通行止めになり、少々戻って愛別に出ました。
道の駅 びえい丘のくら 道の駅 ひがしかわ道草館 当麻町の田園風景
当麻鍾乳洞
助手席は日差しがきつく暑いので、後部座席にくまを移動させると疲れもあってか、もたれかかってきて私の膝枕で眠ります。 当麻(とうま)町―愛別(あいべつ)町―上川(かみかわ)
上川の国道を走っていると「日本一ラーメン」という表示があり、前からこの道を通るたびに気になっていました。
7月の旅行のときにも行こうとしましたが結局どこに店があるのかわからずじまいでした。
その後調べて、上川の駅前付近にあるとわかったので今回行ってみました。
一つの店のことではなく、上川町にある数件のラーメン店が加盟し、『ラーメン日本一のまち 上川』と称しているようです。
「石狩川」の最上流部に位置し,その水で 麺を打ちスープを作る。これが「日本一ラーメンのおいしい町」と自慢出来る理由です。だそうです。
おいしかったです。また食べたいと思いました。
上川(かみかわ)町―層雲峡(そううんきょう)石北峠(せきほくとうげ)北見(きたみ)―美幌町
少しだけ層雲峡に寄って、あとは峠を越えて家まで帰ります。
途中、温根湯の道の駅には7月と同じ、3時ちょうどに着きました。
家まで無事到着。
今回の走行距離約910km。
天気にも恵まれましたが、7月と9月と逆転したような暑い3日間でした。
層雲峡

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