H21年5月 番外編
釧路・根室

5月2日(土)〜3日(日)
満腹続きの旅

2日(土) 天気:くもり

北海道のゴールデンウィークは、観光シーズンには少し早め。雪が降ることもあるくらいで・・。
今年は桜の開花も例年より早く、札幌方面では連休中に満開だとか。

5連休なので、どこに行く?と行き先を考えましたが最終的には1泊の旅で、釧路根室方面に行くことになりました。

前日にくまを洗い、今回はダニよけの薬も滴下。
美幌(びほろ)町―津別(つべつ)町―釧路(くしろ)市(旧阿寒(あかん)町)―鶴居(つるい)村―釧路(くしろ)
春になったので、丹頂鶴は各地に飛んでいったはず、と言いながらも一応、伊藤サンクチュアリに見に行ってきました。
予想通り、1羽たりとも姿はありません。
音羽橋にも見当たりません。
その後、鶴見台にも行ってみましたが、同じ状況。

秋から冬でないと、ここには集まらないようです。


温根内ビジターセンターへ。
釧路湿原の花や植物・野鳥の紹介施設。
湿原内に木道があり、散策できますが、犬は立入禁止のため、行きません。
釧路湿原展望台までの3キロ程あるようです。
釧路市内へ進み、目指すは遠矢駅前にある『南蛮亭』
目的はこの店のメニューの一つの「ザンタレ」を食すこと。
一皿900円。これと、ご飯+味噌汁+漬物のセット350円×2の昼食。
3人で食べても十分な量。
ちなみに、北海道では唐揚げのことをザンギと言います。
ザンギにタレがかかってザンタレ?。
タレのかかっていないザンギをくまにもおすそわけ。

遠矢駅に行ってみると、ちょうど汽車が到着しました。
食事後、幣舞橋へ。
ラッコのクーちゃん、いるかなぁと行ってみました。
いました!私たちは対岸にいて、その姿は見えますが、もっと近くで見たいと、橋を走って渡りました。
くぅちゃんはゆうゆうと泳いでいって、海側に消えていってしまいました。
ザンタレとクーちゃんで満足した私たちは釧路中心部をあとにしました。
少し走ると、千代の浦マリンパークというところがあり、寄ってみました。
広い広場になった公園で、釣り人も数人。屋内バーベキュー施設やトイレ、遊具もありました。
釧路(くしろ)市―釧路(くしろ)町―厚岸(あっけし)町―浜中(はまなか)
厚岸水鳥観察館へ行きました。スコープが数台置いてあり、別寒辺牛湿原に生息する野鳥を観察することができます。カモやサギや丹頂鶴のつがいも見えました。
観察館を出たあと、霧多布へ。
湿原センターに行きましたが、閉館が17時で15分前に入場。無料の施設でここにもスコープが置いてあり、霧多布湿原を観察することができます。
あっけし 望洋台
厚岸大橋 別寒辺牛湿原 タンチョウの巣のレプリカ
厚岸水鳥観察館 霧多布湿原センター
今晩の宿は浜中町の民宿。
宿に入る前に、アゼチの岬へ。
浜中観光十景の一つですが、誰もいません。夕方で肌寒い。

宿に到着し、まずお風呂へ。
家族風呂で、湯船も広く、ゆっくりできました。
そして夕食。
1人1泊2食で6,300円の宿でしたが、かなり豪華な夕食でした。
刺身・天ぷら・焼き魚・イカの酢味噌和え・行者にんにくのおひたし・アスパラとしいたけの炒め物・蒸しカキ・花咲ガニetc・・。
花咲ガニが1人一杯ずつと、大きなカキも2個ずつとかなりの量でした。

お客さんはしばらく仕事で滞在している常連のおじさんと、私たちだけ。
宿のご主人と奥さんとも会話をし、楽しく食事ができました。

お昼もお腹一杯食べ、夜もほとんど残さず食べ、食べすぎ〜で、胃薬服用。

広い部屋にお布団を敷いて、テレビを見ていたら、そのうち眠っていました。
9時過ぎに寝たような・・。

くまは車の中で朝まで就寝。

3日(日) 天気:晴れ

朝起きて7時に朝食。朝食も和食で朝からしっかり食べました。私にとってはヨーグルト付きだったのがポイント高い。
宿を出た後、少しくまの散歩に行きました。宿の裏には霧多布湿原が広がっています。
霧多布岬へ。風が冷たく上着がないと寒いです。
駐車場に車を停めて、歩いて岬の先端まで行くことができます。
岬の先端の岩場は海鳥の繁殖地になっています。
浜中に来たら、小松牛乳。ということで、霧多布の売店でコーヒー牛乳を購入。フルーツ牛乳がおいしいとの噂でしたが、今はおいていないそう。
浜中(はまなか)町―根室(ねむろ)

根室に向かう途中、落石岬に行ってみましたが、岬に通じる木道は、施設の不具合により立入禁止となっています。
落石から浜松漁港を通り、根室市中心部へ。
根室に来た目的はエスカロップを食べること。
根室市の地方料理で、市内の喫茶店や食堂で食べることができます。
今回は「ドリアン」という店に行きました。もちろん他のメニューもあります。
炒めたライスの上にトンカツをのせ、ドミグラスソースかけたもの。通常、皿の端にサラダを添え、バターライスには微塵切りの筍が入っています。
店はよく流行っていて、私たちが食べ終わったころには外で並んで待っている人もいました。
食事後は少し根室市内を歩いて、帰路につきます。
国道44号線の道の駅スワンねむろ44では、風蓮湖に生息する数々の野鳥を観察することができます。
根室(ねむろ)市―別海(べっかい)
帰り道に何か見るとこないかぁと地図を広げ、「別海町鉄道記念館」でも行ってみるか〜となりましたが、まだ40〜50キロあるし15:30閉館らしく、間に合いそうにないので却下。
奥行臼駅逓所というのがあり寄ってみました。
駅逓所は、北海道にまだあまり人が住んでいない時代に、開拓のために北海道にやってくる人や、旅をしている人に宿泊所として、または人や馬を貸し出したりということをしていたところで、北海道独特の制度でした。さらに、郵便の仕事も取りあつかっていたそうです。
建物はかなり古く、雪や地震でよく崩れなかったなと思うほど・・。
別海(べっかい)町―中標津(なかしべつ)町―清里(きよさと)
裏摩周展望台へ行きました。
標高が高いので雪はまだ残っています。
どこが通路かわからないほど。
観光客で踏み固められているので、ズボっと埋まることはなかったです。
通り道の近くなので、清里のさくらの滝にも行ってみましたが、サクラマスはまだ上がってきていませんでした。

今日は温泉に入って帰ることにし、レストランと温泉のある、道の駅にもなったパパスランドへ行きました。
清里には3件温泉施設があり、そのうちの緑の湯には何回も行ったことがありますが、パパスは初めて。
駐車場からは斜里岳の雪渓がきれいに見えました。
入浴後、ここで夕食を済ましていくことを提案し、レストランに行きました。
でも、夕食時なのに、お客さんが誰もいません。
ひょっとしてマズイのかな、と躊躇しましたが、思い切って入りました。
大地の天ぷら定食とカツカレーを注文し待っていると、次から次とお客さんが入ってきて満席になりました。
なんとなく安心。
料理もおいしかったです。

外は暗くなり、あとはまっすぐ家に帰るだけ。
清里(きよさと)大空(おおぞら)町―美幌(びほろ)
給油と買い物をして20時半頃家に到着。今回の走行距離約577km。
よく食べ、しかもカロリーの高そうなのばかり。しばらく体重計には乗れません・・。

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