さいごに

雅楽に関する資料はあまり多くなく、CDなども初回生産分で廃盤となることが多いようです。
ここでは当サイト作成にあたって参考にした文献を御紹介します。
これらの文献は入手困難なものばかりですが、図書館等で閲覧することが可能です。

またのご来頁お待ちしております。採桑老


参考文献

がっ か ろく
樂家録
安倍季尚 著 全50巻・目録1巻 元禄3年(1690)完成
雅楽全般に関する解説書。
≪参照部分≫
卷之28 ― 樂曲訓法 卷之32 ― 樂考
卷之29 ― 奏樂故實 卷之36 ― 番舞
卷之30 ― 奏樂分類 卷之37 ― 舞(詠・囀)
卷之31 ― 本邦樂説

 こ  じ るい えん
古事類苑
文部省 監修 全30部1000巻 大正3年(1914)完成
古今の書物を引用して歴代の制度文物や社会百般の事項を類聚した我が国の百科全書。
≪参照部分≫
樂舞部1 ― 樂舞總載 上下
樂舞部1 ― 唐樂樂曲 上中下
樂舞部1 ― 高麗樂樂曲

ぐん しょ るいじゅう    ぞく ぐん しょ るいじゅう
羣書類從 ・ 續羣書類從
塙 保己一 編 全25部 正530巻・続1150巻
正は文政2年(1819) 続は明治44年(1911)完成
江戸期以前の古文献を校訂した我が国最大の叢書。
≪参照部分≫
正:第19輯  ― 管絃部 舞曲口傳
續:第19輯上 ― 管絃部 舞樂小録

 か ぶ ひん もく
歌舞品目
小川守中 著 全10巻 文政5年(1822)完成
楽家安倍氏の委嘱を受けて、本朝雅楽に関する一切の名辞を網羅した雅楽用語事典。
≪参照部分≫
卷之5 ― 樂曲色目 卷之9 ― 舞曲品目
卷之6 ― 別號同異 卷之9 ― 左右答舞
卷之6 ― 亡佚曲名

所蔵

だい に  ほん し
大日本史
コ川光圀 編 全397巻・目録5巻 明治39年(1906)完成
歴代天皇の事績や多方面にわたる人物伝、神器・職官・食貨・刑法・仏事に至る事項などより成る歴史書。
                                やくちゅう
全文漢文のため読み下された「譯註大日本史」を使用。
≪参照部分≫
志 禮樂 ― 左部樂曲
志 禮樂 ― 右部樂曲
志 禮樂 ― 雑樂

所蔵

   こ じつ そう しょ               ぶ がく  ず せつ
「故實叢書」より 36巻 舞樂圖説
36巻 大槻如電 著 明治38年(1905)刊
高島千春・北爪有郷による舞樂圖とその解説書。
≪参照部分≫
「舞樂圖 左右」明治38年初版を基に加工して掲載しました。
複数舞人の配置については舞樂圖説中の信西古樂圖による挿絵を参照しました。

所蔵

 ご せん ふ         が がく そう  ふ
五線譜による雅楽総譜
芝 祐泰 著 全4巻・索引1巻 昭和47年(1972)刊
カワイ楽譜より出版されたもので、現在では廃版となっている。明治撰定譜すべての楽曲が西洋の五線譜によって収載されている。
  ※現在、カワイ出版により全巻復刊され受注生産にて入手可能です
≪参照部分≫
巻二 ― 管絃曲 早樂篇
巻三 ― 管絃曲 延樂・大曲篇
巻四 ― 諸調子品・舞樂曲・高麗樂篇

 収載されている楽譜を基に再採譜して掲載しました。

所蔵

 が がく
雅楽のデザイン 〜王朝装束の美意識〜
多 忠麿 編 平成2年(1990)刊
小学館より出版されたもので、現在では廃版となっている。宮内庁所蔵の舞楽装束と楽器、屏風絵などがカラーで多数収載されている。


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