12律の第3音「平調[ひょうぢょう]」を主音とする調子で律旋[りっせん]の配列になっています。西洋音楽の「ホ短調」に相当します。
正平調・大平調とも呼ばれ性調[せいちょう]と道調[どうちょう]という枝調子を含みます。
雅楽の世界では秋の調子とされ、古くは秋に奏されました。
21曲が現存しますが、21曲と渡物15曲が失われました。