☆野菜作り その8☆

平成19年夏。今の家に移ってから4年目の家庭菜園。
前の家はビニールハウスもあったし、畑用の土地がちゃんとあり、野菜が植えられる土だった。
今の家ではもともと畑用地ではない、火山灰土や砂地だったところを畑にしたので最初は土作りから始めた。土、堆肥、肥料をいれて耕して石を取り除いて耕して・・。

年々土はよくなっていって、今では立派に野菜も育つ。
家庭菜園で植える野菜というのはだいたい決まっていて、トマト、ミニトマト、ナス、ピーマン、シシトウ、キュウリが主。連作障害を考えれば、毎年違うところに植えたいとこだけど、限られた土地でほとんどナス科(トマト・ナス・ピーマン・シシトウ・ジャガイモなど)だし、日当たりや背丈を考えて植えると、同じ場所に同じ科の野菜になってしまう。
それでもまぁ一通り食べられるくらいは収穫できている。

ミニトマトはわりと簡単に育ち、出来だしたら大量に収穫できるけど、トマトは路地では出来にくい。大きくなって赤くなってきたなと思ったらお尻の部分が黒くなってそこから腐ってきて食べられない。まだ青いうちから黒くなってるのもある。ビニールハウスで作っているときはそんなことにはならなかったので、今年は実もついて背もかなり高くなるまでビニールで囲いをしていた。
そうしたらお尻が黒いトマトは出来ず、いいトマトが出来た。気温が低いのがだめなのか、雨にあたるのがだめなのか・・。

今年は7月の気温が低く、まとまった雨も多かった。8月になって一気に暑くなったものの、7月の低温が影響したのか、ナスの出来が悪い。うちは長ナス2本と米ナス1本を植えているけれど、8月後半になってやっとナスが収穫できた。米ナスにいたってはまだ生育中。

ナスにはまず、アブラムシがついた。ナスのまわりにアリがたくさんいたので見てみるとアブラムシがわんさか。葉も枯れていくし、花は咲いても実がならずに枯れていく。
アリとアブラムシは共存していて、アブラムシはアリの好む蜜をだし、アリはアブラムシの天敵のテントウムシを追い払う。
なるべく薬は使いたくないので、牛乳スプレーをアブラムシにかけ、アリの巣コロリを根元に置き、枯れた葉は切って風通しをよくしナナホシテントウムシを歓迎?した。
アブラムシと同じくして、ヨトウムシがついた。葉が穴だらけになり、みるみるなくなっていくし、糞がポロポロ落ちていて、なにがいるのかと思っていたら犯人はヨトウムシだった。
昼間より、夜にいることが多いので、懐中電灯を片手に見てみるとムシャムシャ葉を食べているヨトウムシがいた。ハサミでちょっきん。
3日間で7〜8匹いてみなさん切断されました。
この後からは、新しい葉も出て花も咲いて実も順調になりだした。

トウモロコシは夫が手をかけて育てていたのに、ナメクジやバッタに食い荒らされ今年は全滅。今までは食べごろになってカラスにつつかれたり、キツネにとられることはあってもそれなりに収穫できた。
もぎたてをすぐゆでて食べると、ほんとに甘くておいしいのに今年は味わえない。

今年調子がいいのは、キュウリと小豆、大豆。あと人参も。
キュウリは一日に10本くらい収穫できる日もあり、毎日最低3,4本。とても食べきれません。二人で一日3本が限度だ。毎晩毎晩食べてキュウリ地獄。
小豆は植えてる量は多くないので、全部収穫してもおはぎが作れるか・・赤飯が何回か炊けたらいいかな。大豆も枝豆状態で収穫しておつまみで食べるのが楽しみ。

エンドウマメや大根の葉にも青虫がつき、虫と格闘する日はまだ続きそうです。