☆視力回復手術☆ 私は小学校3、4年生の頃から目が悪くなり、メガネをかけだした。 中学校、高校の頃は常時メガネをかけ、高校卒業してからコンタクトで生活していた。 30年近く、メガネとコンタクトを使っていて、それらがなければ生活できないだろうな、と思うほど。 ある日、テレビの情報番組でレーシック手術というのを紹介していて、20分位の手術で、視力がよくなるというものだった。札幌の病院だったけど、費用は30万位とのこと。 レーザーで視力回復、というのはなんとなく聞いたことがあったけど、今はさらに技術は進歩しているらしい。 夫に、「こういう手術があんねんて。」と話をしていて「失明とかせーへんの?」と言っていたけど、失明したという例はないらしい。 そのときは手術したいと思っていたわけではなく、ただの話題だったのだけど、数日後夫がネットで調べてくれて、「大阪やったら症例数も多いし、20万位でできるとこあるみたいやから今度大阪帰るとき、やってきたら」というので、私もその気になってきて色々調べだした。 今はレーシックではなく、高性能な機器をつかったスーパーイントラレーシックが主流らしい。 道内では札幌と函館に手術可能なクリニックがあるみたいだけど、気軽に行ける場所ではないので、身近な大阪でやるのが一番かなと。 毎年だいたい3月に帰省しているので、日程を考えて病院の予約をし、飛行機も取った。 コンタクトをしている人は1〜2週間前からはずしておかなくてはいけなくて、しばらくはメガネのみの生活。 大阪に着いた翌日にまず事前検査。 10数種類の検査で、終了までには2時間くらいかかる。この検査で不適合になって手術をうけられない場合も10%くらいあるみたいだけど、私は問題ないとのことで翌日手術となった。 検査で瞳孔を開く目薬を差すので、家に帰るまでがまぶしくて目が開けられなかった。横断歩道の白い線やビルの壁が特にまぶしくて、片目ずつ開けて歩いていた。 手術は予約していた10時に病院に行き、当日もまず簡単な術前検査。その時間の予約の他の4人の人と別の階の手術するところに案内され一人ずつ名前を呼ばれて手術室へ。 イスに座り、まず点眼麻酔。イスを倒して横になり、機械が顔面に下りてきて、「フラップ(ふた)を作成しますね。光をみていてください。・・・・・はい終わりました。次は左目ですね。」 と、まず数分。 そのまま起き上がって隣の部屋へ移動し、手術台に横になり、開眼の器具をとりつけられ、「レーザーを照射します。光を見ていてください」といわれ、その横で他の人が、「30です、50です、80です」ピーみたいな、機械を操作している感じだった。 目の玉を動かさない方がいいような話を聞いていたので、じっとしようと思っていたけど、キョロキョロ動いていたような気がする。 目の手術だから何をしているか見えそうだけど、実際には液体を目に入れてるなとか、先生の手つきからなんとなく今フラップを元に戻しているんだな、とか感じがしただけだった。痛みもなかった。 両目で15〜20分。手術後は安静室で20分位休んで、先生の診察があり、その後帰宅可能。 術後外を見たらそこは16階だったのだけど、遠くの他のビルの看板や下を走っている車とか見えて驚きだった。 保護メガネをもらえるのでそれをかけて家に帰った。お昼前に家に着き、1時間ごとに3種類の目薬をさし、安静に。術後1時間くらいのとき、痛みがあったので処方されていた痛み止めの目薬を差した。その後は痛みは感じなかった。 翌日、術後検査。視力は右0.06→2・0 左0.07→2・0と裸眼で視力表の一番下が見えるなんて記憶にない。2.0のところは見えにくかったので実際には1.5くらいかな。それでもこれだけ見えればすばらしい。術後も問題なしということでよかった。 1日早いのだけど、北海道に戻る前に1週間検診も大阪で受けて問題なしだった。 あとは通常3ヶ月検診。道内では一番近くて釧路しか診察できるところがなく、せめて北見や網走でないのかと思ったけれどしかたないので釧路の病院の紹介状をもらってきて、6月ごろに受診する。 術後3週間経って、今のところ順調、快適。もともとドライアイだったのでその目薬は差してはいる。手術受ける前にネットで調べているうち、後遺症や失敗などの情報も入ってきて不安になったけど、実際行ってみて、初日患者数の多さに驚いて、わずかな時間にこれだけの人がいるなら、1日、1ヶ月、1年通したらかなりの症例数があるのだから大丈夫かな、と少し安心したところもあった。 合併症や後遺症としては、ハロ・グレアや不正乱視、遠視、ドライアイなどあるらしい。 気になる後遺症は特にない。(今のところ) もともとコンタクトをしていたので、見えるようになって感激!というのはないけれど、朝、目覚めたときに掛け時計が見えたり、毎晩コンタクトをとらなきゃ、と気にしなくていいし、落として探し回らなくてもいいし、旅行に行くにもケア用品を持っていかなくていいし、などなどいいこと尽くめのような気がする。 個人差があるのでぜひお勧め!絶対やった方がいい!とは言えません。 いつかは老眼になって、今度はそのメガネも必要になってくるのだろうけど、回復したこの視力がまた悪くならないように、今まで以上に目をいたわって生活していこうと思っています。 |
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