☆年末帰省☆ 北海道に住んで初めて、年末年始に大阪へ帰省することになった。 今回は12月27日(土)〜1月4日(日)の9連休のお正月休みになり、フェリーで行こうと夫が言い出した。1週間前に・・。 北海道での8回目のお正月、当然家で迎えるのだと思っていたけれど、急遽帰省の方向で話が進んでいった。 今までお正月に帰らなかったのは、飛行機代がえらく高い、冬に家を空けるのが心配、くまのこと、があって避けていたのだけどフェリーだと1人分の往復飛行機代で、2人分+車のフェリー代がまかなえる。くまも連れて行ける。 飛行機でも犬は乗せられるのだけど、こちらはともかく、関空に着いてからの大阪内での移動手段が困るのだ。 あとは家のこと。 家の中でもストーブなしでは氷点下になるので水道管の凍結や液体物の凍結の心配がある。 トイレはタンクとウォシュレットの水をぬき、便器には不凍液を入れ準備。 観葉植物は知り合いのお宅に預け、台所の水を落とし、洗面所にしばれるような物を集めて、パネルヒーターだけつけておく、というようにしようかと話していたけれど、お湯の水道管の水が落とせないということがわかり、ストーブを点けっぱなしにすることにした。 大阪で、ストーブを点けてきたと話したら驚かれたけど、石油ファンヒーターやポータブルストーブとは違うので心配ない。 FFストーブで、外気と内気はパイプを通して常に循環されているし、灯油は外の灯油タンクから常に供給されている。設定温度を10℃にして、それ以下になれば自動的に点火し、温度があがれば消火する。 心配なのは停電。停電になればスイッチを押さないとストーブは点かないので。 フェリーで行くとなると心配事はあと二つ三つ・・。 うちからフェリーの乗り場の苫小牧まで約330km、冬道を運転していかないといけない、冬の日本海を航海しなければならない、くまが24時間フェリーに耐えられるか。 27日23:40発のフェリーを予約していたけど、前日から大荒れの天気になり、苫小牧まで行くのもきついし、フェリーも欠航になるかもしれないと思い、翌日の同じ時間に変更した。 行く準備はしていたものの、ギリギリまで行くかどうか迷っていた。 28日14:30頃家を出て、途中ツルツル路面や地吹雪や雪に見舞われながらも無事に21:00頃苫小牧東港に到着。日本海はまだ荒れているようで、23:40出港が翌日29日の4:00になるとのこと。 23:00には乗船可で、港でそのまま4:00まで待つとのことだった。 乗船後風呂に入り、あとは寝た。4:00に出港したようだった。日本海は荒天、船はゆれるゆれる。 私は船酔いでダウン。朝一度起きてジュースを飲んでパンを一口かじったあと、気持ち悪くなってトイレへ駆け込み全部出た。船の中で酔い止め薬を買い、時間をあけて2回飲んだけどすっきりはしなかった。 その後は船を下りるまでお茶を飲んだだけ。 おなかもすかなかったし、ある意味1日断食でデトックス効果で腸もきれいになったような気がする。 くまはというと、奥行90センチほどの牢屋のような檻が8つあるペットルームにいれられ、鍵をかけられる。いつでもフロントで鍵をかりて見に行くことはできるのだけど、一度檻から出すと、次は絶対入るの嫌!と体を張るので中にいれるのが一苦労だった。 檻の中は新聞紙とおしっこシートを敷いているのだけど、次にいったときにはボロボロビリビリにやぶっていた。中に水を入れていても飲んでなく、外に出すとガボガボ飲んでいた。 くまには暑すぎるくらいの温度だったし、トイレもできないし、狭いところで不安一杯でとてもストレスがかかったことだろうと思う。 30日AM2:30に福井県敦賀港に到着。さすがに24時間何も食べていないとお腹がすいて、途中滋賀県のすき家でカレーライスを食べた。 大阪の夫の実家にはAM6:00に到着し、フェリーでもさんざん寝ていたけど、2〜3時間一眠り。 予定より1日遅れたこともあり、2日夜のフェリーに乗るまで毎日バタバタ忙しかった。 お墓参りに買い物に、友人宅に行ったり、正月は私の実家と夫の親戚の家とゆっくりする暇はなかった。 帰りのフェリーも揺れて、3日AM1:15に出港後、12時間以上起き上がらずトイレにも行かず寝ていた。 夕方になり揺れも収まってきた頃、食欲が出てきて、パンを食べてカップ焼きそばを食べた。 このフェリーは大阪から北海道旅行に行くときも乗っており、通算したら10回位乗っているけど、海が荒れていなければ快適な船旅になる。お風呂も入れるし、映画上映もあるし、トレーニングルームで卓球とかしたこともあるし。冬の日本海は荒れることが多いよう。 4日のAM2:30過ぎに家に無事到着。 家に近付くにつれ、積雪量がかなりあり、まず除雪しないと車が停めれないかなぁと話していたけど、我が家の敷地の車が停められる分のスペースが除雪されてあった。 お隣の方が、夜中に帰る私たちのために除雪してくれていたのだ。膝まで積もっていて重たい雪だったのでさぞ大変だっただろうと・・。ありがたいことです。 まず荷物を降ろして、少しおなかを満たしてから布団に入って寝た。くまも家のいつもの場所で安心して寝ていた。 起きたあとは、除雪作業。ひたすら雪はねをした。そして翌日からは仕事。 結果的に無事に帰ってこられたので、思い切って帰省してよかったなとは思う。 年越しを大阪で過ごすのは8年ぶりだったし、いつも1人ずつの帰省で2人で一緒に行くのも3年3ヶ月ぶりで、お正月なので親戚も集まっていて、お互いの親戚方々とも久しぶりに会えた。くまも連れて行けたし。 でもくまにとってはフェリーの長旅はもうこりごりだろうな。 |
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