☆ワラビ☆

春になると、山菜採りシーズンがやってくる。
山菜と一言でいえど、種類はたくさんある。
フキ、ウド、ギョウジャニンニク、ヨモギ、タラノメ、セリ、ワラビ、コゴミ、などなど・・・。
山に入ればどこにでもある、というのではなくて、毎年採れる場所っていうのは決まっている。
山菜が採れる場所を見つけたら、誰にも教えない、秘密にしておく、らしい。

私たちが好んで採りに行くのがワラビ。
こちらに来たころは、身近にあったコゴミも、物珍しさで食べていた。コゴミはアク抜きもほとんどする必要がないのでお手軽だ。
今は食べなくなったけど・・。

前の家に住んでいた頃は、大家さんの土地にワラビが生えていたので時々採りに行っていた。
3年前には友達の知り合いの人の土地で、ワラビの山、みたいなところがあって採りに行った。
今年、2年ぶりにワラビ採りに行ってきた。
私有地だったり、勝手に採ったらまずいところもある。
夫が通勤途中に、毎日のようにワラビ採りをしている人たちを目撃していた場所があって、私有地ではないのでそこに採りに行った。

採りつくされて、あまりないかなと思って行ったけれど、けっこう収穫できた。
ワラビはシダ植物で葉が出て大きくなると1メートルくらいになる。葉が出てるともう食べられないのだけど、その周りをみると食べごろのがあったりする。1本見つけると2本、3本、と採れたりする。
ワラビは採れば採るほど、出てくるらしいので、来年のためにも採った方がよいのだ。

2時間ほどで二人で2.4キロ収穫できた。

家に帰ってからがまた一作業。
ワラビは生では有害物質があり、アク抜きをしなければいけない。
熱湯1.8リットルに重曹小さじ1杯を入れ、ワラビ1キロを入れて火を止めて落し蓋をして一昼夜水に浸す。そのあと洗って調理。
長期保存の場合、生のワラビを樽などに塩と交互に重ねて入れ、重石をのせる。塩はワラビの30%〜40%。3ヶ月ほどすると黒い水が出てるので、それを捨てて塩水をいれて軽めの重石をのせて漬け直しする。食べるときはさっとゆでて水にひたして塩抜きする。塩抜きには一晩かかる。迎え塩といって塩を少しいれると早く塩が抜けるようだ。保存中にアクは抜ける。
塩漬けにすると冬まで食べられるので、たくさん採れたら塩漬けにしている。
アク抜き中 アク抜き後 塩漬け 塩漬け途中
山菜採りは草むらに入ったりするので、虫除け対策もお忘れなく。ダニにも注意。
あと花粉症をもってる場合、マスクも準備。すっかりマスクをするのを忘れていた私は、くしゃみと鼻水が夜になっても次の日になってもおさまりませんでした。