蘇志摩利 現行曲 新羅楽 訓法 曾志眞理〜そしまり〜
別字
舞楽 別名 蘇志。蘇志摩。蘇志茂利。長久楽。廻庭楽。

舞楽図

旱魃の時に雨請[あまごい]のために舞うといいます。

素戔鳴尊[すさのおのみこと]が雨に遭い青草で蓑笠を作り、新羅国の曾尸茂利[そしもり]に到ったのを模して作るといいます。

我が国への伝来は不詳です。

近衛天皇の久安年間(1145〜1150)以来、舞は絶えていたが、明治44年(1911)に芝葛鎮によって再興されました。

舞楽 右方舞。平舞。舞人4人。番舞≪蘇莫者≫。
出時    こ  ま らんじょう
・高麗亂聲

吹止句により終わる。
舞人は登台して出手[ずるて]を舞い、立ち定まります。
 
当曲舞 ・高麗雙調音取
・当曲 新楽。
中曲。四拍子。拍子九。
途中で向い合わせに跪き笠をかぶります。立ち上がった時より加拍子になります。
入時 ・連吹 [当曲] 吹止句により終わる。 舞人は退出します。

装束 右方襲装束 (袍は着用しない)
みの
生絹製。萌黄色染。
とうかん
唐冠
平纓[ひらえい]なし。
 む  し
牟子
唐冠の上につける。
かさ
檜の樹皮製。萌黄色染。紐で顎に結ぶ。


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