現行曲	唐楽	訓法 勢氣波津太宇利具和〜せきはつとうりか〜 (常には赤白の字を略す)
	管絃 ○		別字
	舞楽 ○		別名 赤白桃李花。

中国唐の高宗(在位650〜683)の頃に草木に関する楽を21曲作りました。その中の１曲で内教坊で奏したといいます。

我が国への伝来は不詳です。

舞は断絶したため≪央宮楽≫の舞を借用します。

本来の舞は六帖あり一帖が拍子八で計拍子四八。
≪央宮楽≫は四帖で一帖が拍子十二で計拍子四八。

と合うためすべての舞を用いていました。現行では一帖のため≪央宮楽≫より拍子四を除いたものを用います。

３月３日の曲水宴に奏するといいます。

管絃

当曲	新楽。 中曲。延八拍子。拍子八。末二拍子加。

舞楽 左方舞。平舞。女舞としても。舞人４人。答舞≪皇仁庭≫≪登天楽≫。

出時	・黄鐘調調子 　　　　　　　ぼんげん ・龍笛品玄	吹止句により終わる。	舞人は登台して出手[でるて]を舞い、 平立に立ち定まります。
当曲舞	・序
	・破	新楽。 中曲。延八拍子。拍子八。末二拍子加。 一帖(全六帖)。志止禰拍子により終わる。
入時	・黄鐘調調子 　　　　　　 にゅうぢょう ・龍笛入調	吹止句により終わる。	舞人は入手[いるて]を舞い退出します。

装束 左方蛮絵装束　不袒。

か　ざ　 し 挿頭花

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