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現行曲 | 唐楽 | 訓法 志由牟傳゚ ゚ 以羅具〜しゅんでいらく〜 |
管絃 ○ | 別字 | ||
舞楽 ○ | 別名 春庭花。春庭子。和風長壽楽。春庭夏風楽。 |
中国唐の長寿年間(692〜693)に作られ、延暦年間(782〜806)に遣唐使舞生の久礼真蔵が伝えたといいます。もとは太食調の楽であったが一時中絶し原曲は亡失したといいます。
承和年間(834〜848)に勅があって雙調に改められました。楽は和邇部大田麿、舞は犬上是成が作るといいます。
二返して舞う時を「春庭花」と呼びますが、もとは別の楽があったが断絶したため春庭楽を用いるともいいます。
当曲 | 新楽。 中曲。延八拍子。拍子十。末二拍子加。 渡物 壱越調。太食調。 |
出時 | ・雙調調子 ぼんげん ・龍笛品玄 |
吹止句により終わる。 |
舞人は登台して出手を舞い、 平立に立ち定まります。 |
当曲舞 | ・当曲 | 新楽。 中曲。延八拍子。拍子十。末二拍子加。 |
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入時 | ・雙調調子 にゅうぢょう ・龍笛入調 |
吹止句により終わる。 |
舞人は入手を舞い退出します。 |
しゅんでいか
春庭花 [二返して舞う時]
出時 | ・雙調調子 ぼんげん ・龍笛品玄 |
吹止句により終わる。 |
舞人は登台して出手を舞い、 平立に立ち定まります。 |
当曲舞 | ・当曲 | 新楽。 中曲。延八拍子。拍子十。末二拍子加。 |
春庭楽の舞。 |
・当曲 | 二返目。古楽奏法。[壱鼓] 第二太鼓以下加。 |
舞いながら舞台を一巡し、 正面向に舞い終わります。 | |
入時 | ・重吹 [当曲] | 吹止句により終わる。 | 舞人は入手を舞い退出します。 |
春庭花 左方蛮絵装束 片肩袒。
袍の右袖を脱ぎ、冠に挿頭花をつけ、太刀を佩き舞います。 | |
か ざ し 挿頭花 |
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た ち 太刀 |
鞘は金梨地に鳳凰の蒔絵と螺鈿。金具は唐草の透彫。柄は白鮫皮。紫鹿革の帯取。 |