進蘇利古・蘇利古 現行曲 訓法 志牟曾利古〜しんそりこ〜 曾利古〜そりこ〜
別字 進曾利古。曾利古。
舞楽 別名 竈祭舞。

舞楽図

由来については不詳です。

応神天皇(在位270〜310)の頃、酒造百済人の須須許理[すすこり]が来朝し酒を献ずる。古くは酒を造るとき竈と井戸を祭る風習があり、これに由来するともいいます。

楽と調子を秘曲とするため原曲は絶えたといい、
埴破≫≪狛桙≫を用います。

舞楽 右方舞。平舞。童舞としても。舞人4人。番舞≪菩薩≫≪壹鼓≫≪安摩(童舞の時)

進蘇利古

出時    い ちょう し
・意調子
・当曲
埴破

吹止句により終わる。
舞人は登台して向立に立ち定まります。
 
当曲舞 左巻指正面向より加拍子になり正面向に舞い終わります。
入時 (奏楽なし) 舞人は退出します。

蘇利古

出時    い ちょう し
・意調子
・当曲
狛桙≫の返付[かえしづけ]より

吹止句により終わる。
舞人は登台して向立に立ち定まります。
 
当曲舞 左巻指正面向より加拍子になり正面向に舞い終わります。
入時 (奏楽なし) 舞人は退出します。

装束

進蘇利古 右方襲装束 片肩袒。

かんむり
 
無紋冠。漆紗。
けんえい
巻纓
平纓[ひらえい]を巻き黒柏挟ではさむ。
 おいかけ
糸+委(糸へんに委)
黒馬毛で半月形。
ぞうめん
雑面
紙に薄絹張。2本の紐で冠につける。抽象化された人の顔。
 ず ばい
白楚
木製。胡粉絵具塗。先端に白毛。
曾利古ともいう。後参桴より小さい。(古くは白木の棒のようなものであったという)

蘇利古 右方襲装束 諸肩袒。

かんむり
 
無紋冠。漆紗。
 か ざ  し
挿頭花
けんえい
巻纓
平纓[ひらえい]を巻き黒柏挟ではさむ。
 おいかけ
糸+委(糸へんに委)
黒馬毛で半月形。
ぞうめん
雑面
紙に薄絹張。2本の紐で冠につける。抽象化された人の顔。(童舞の時は用いない)
しゃく
 ず ばい
白楚
木製。胡粉絵具塗。先端に白毛。
曾利古ともいう。後参桴より小さい。(古くは白木の棒のようなものであったという)


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