萬歳楽 現行曲 隋楽 訓法 眞牟佐゚ ゚ 以羅具〜まんざいらく〜
管絃 別字
舞楽 別名 煬帝萬歳楽。

舞楽図

隋の煬帝(在位605〜616)が作るといいます。唐国では賢王の頃に鳳凰が飛来して賢王萬歳と囀る。その声を楽に、その姿を舞に作らせたといいます。

用明天皇(在位585〜587)が作るともいいます。

我が国への伝来は不詳です。

舞は五帖あったが鎌倉期より第五帖の半分(現行の分)しか舞わなくなったといいます。

楽名によりめでたい楽とされ、明治天皇の即位の大礼(1867)以来、大饗の第2日目に≪太平楽≫とともに舞われることになりました。 現在でもよく舞われ左方平舞の代表的なものです。

管絃
当曲 新楽。
中曲。延八拍子。延只八拍子。全拍子二十(拍子十まで)。末三拍子加。
渡物 黄鐘調。

舞楽 左方舞。平舞。童舞・女舞としても。舞人4人。答舞≪延喜楽≫≪地久≫。
出時 ・平調調子
       ぼんげん
・龍笛品玄


吹止句により終わる。
舞人は登台して出手[でるて]を舞い、
平立に立ち定まります。
当曲舞 ・当曲 新楽。
中曲。延八拍子。拍子十まで。末三拍子加。
半帖(全五帖)。志止禰拍子により終わる。
入時 ・平調調子
       あが ぢ ょ う
・龍笛臨調子


吹止句により終わる。
舞人は入手[いるて]を舞い退出します。


装束 左方襲装束 片肩袒。


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